タイ国北部 温泉郷・サンカンペーン |
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なんだか、とっても不思議な光景だと思いませんか?
タイ国北部の代表的な都市・チェンマイから南東へ約35km、サンカンペーン市郊外に温泉があるとの話をタイの知人に教えてもらい、早速小生出かけてみました。
チェンマイの宿泊先ホテルの前でタクシーの運ちゃんに「ホット・スプリング!サンカンペーン!」と単語だけを並べると、それなりに有名な場所なのか、直ぐに通じて価格交渉となり、サンカンペーンでの待ち時間3時間を含む送迎でTHB500.-(1500円程度)で交渉成立。早速車上の人となりました。
市内から10分程で郊外に。その後、典型的なタイの農村風景を車外に楽しむ事暫し、サンカンペーンへ到着。サンカンペーンには官営の温泉公園と民間経営の温泉ホテル(スパ・リゾートと言う洒落た名前がついています)の2箇所があるとの事で先ずは国営の温泉公園から。(安い方を選んだだけ?!)
大人10バーツ、子供5バーツの入場券を購入し、公園内に入るとタイ国観光省の看板が.....何でも“サンカンペーンのこの地区(75ライ)は昔から地元住民に「浴場」、「食物の加工(加熱)場」として利用されてきた。1972年のオイル・ショックを機に代替エネルギーの開発利用計画の一環として本格的に調査されたが、地熱発電を行うには多額の費用がかかる為、最終的に観光省の主導で観光地として開発された。“との判ったような判らぬような説明が.....
さて公園内の施設はというとメインの温泉にミネラル・プール(要は温泉水を利用したプール)、テント村、バンガロー、タイ古式按摩、間欠泉などが公園内に点在しており、タイ人の家族連れ、一見バック・パッカー(偏見があったらスイマセン)と思しき西洋人がぱらぱらと思い思いに時間を過ごしていました。
今回はバスタブ式の温泉(個室浴槽タイプ)を試してみましたが、お湯(赤色)の蛇口をひねると火傷しそうな程、熱いお湯が噴出し、慌てて水(青色)をひねると、若干温度は低いものの低温温泉としては十分通用しそうなぬるま湯が。漸く温度を調整し、浴槽に身を沈めて一息つくと、改めて30バーツの温泉を実感。(狭い部屋になんだか汚い浴槽。簡単な木組みに屋根板しか視界に入らず情緒のかけらもありません。)
温泉水はと言うと“(硫黄泉との事で)ゆで玉子のような匂い”と“温泉水中に充満している湯の花(白い浮遊物)”が特徴。日本でほとんど温泉に行った事が無い無知な小生など、その道の人から説明を聞くまで「玉子を茹でた水が混入しているのでは?!」と本気で疑ってました。(この話をしたら皆から「キミがアホだということを再認識した。」言われましたが。)
その後、もう1箇所のスパ・リゾートへ。さすが民間の経営だけあって、レセプションもしっかりしていれば、ゲスト・ハウスもそれなりの水準。宿泊客ではない日帰りの入浴客の為に、スパを中心とするレジャー施設まで設けており、値段は個室浴槽タイプで官営の2倍のTHB60.-、ジャグジーは THB120.- と在タイ歴の長い(というより単に貧乏な)小生にとっては少々値が張るものの、先に官営を見ているだけに清潔感が漂い、ここなら一度は遊びに来てもいいかも!でも今回はもうお金がないので写真だけ...<トモフミ>
さてさて上記2箇所の概要ですが
[ 国営? サンカンペーン温泉公園 ]
− 利用料金一覧 −
入場料
大人10バーツ
子供5バーツ
温泉入浴料 水浴び式
15バーツ
個室浴槽タイプ
30バーツ
グループ用浴槽
100バーツ (家族用)/ 時間
同
200バーツ (グループ用)/ 時間
プール利用料 大人50バーツ
子供30バーツ
テント利用料(1日) 個人40バーツ
グループ 80バーツ /人(寝具付)
バンガロー利用料(1日)
800バーツ
− 問合せ先 −
サンカンペーン・ホット・スプリング管理事務所
電話: 053-929077
[ ルーン・アルン・ホット・スプリング・スパ・リゾート ]
− 利用料金一覧 −
入場料 大人20バーツ
子供10バーツ
入浴料 個室浴槽タイプ
60バーツ
ジャグジー
120バーツ
プール利用料金(時間) 60バーツ 宿泊料(ゲスト・ハウス) 1200バーツ / 2名=1泊
#ゲスト・ハウスでは室内の浴室でも温泉水をご利用頂けます。
その他 古式按摩等各種
− 問合せ先 −
バンコク 02‐3740245‐7
チェンマイ 053‐248491
( 後記 )
温泉公園、スパ・リゾート共に周りには自然以外何も無く、ちょっと足を伸ばしたとしてもサンカンペーンの民芸品センターと洞窟がある程度。タイ国内に在住の日本人の中には宿泊される方もおられるようですが、一般的にはチェンマイ市内のホテルに宿泊された上で、温泉に足を運ばれる方が多いようです。お土産?の温泉卵は公園入口にある店で竹籠と生卵を買って自分で作って下さい。(その場で食べたい方は塩の持参を忘れずにネ。)
尚、本文は全て小生の主観に基づき書いております。また料金等は2003年2月(現在)のものですので予めご了承願います。 |