地獄だけじゃないファイロンウア

  宮田珠己さんの「東南アジア四次元日記」ですっかりメジャー?になってしまったスパンブリ県のワット(寺)・ファイロンウア。その証拠に”ファイロンウア”で検索をかけるとかなりの数のホームページがヒットします。曰く、「地獄の様子を面白おかしく表現した ヘンなお寺」というわけですね。 ところが、この謳い文句はこのままではちょっとばかり舌足らずなんじゃないかということで、今回のテーマは「極楽の様子も真面目に?表現したお寺」ということでワット・ファイロンウアを取り扱った諸々のホームページに対して少しだけ補足をしておこうと思います。

このお寺はタイでは超有名なお寺のようで、その理由は「地獄を表現した数々の像がキッチュ」というような単純な理由ではなくて、タイの人達は一種の遊園地かテーマパークのように考えているみたいなんですね。一応?建物はなかなか大きくて立派です。

このように大きな仏塔も備えています。といっても何かコンクリ打ちっ放しって感じですねぇ。ロフト風パゴダかな?それに、まんがチックなお坊さんの像がよけいだよなぁ、う〜ん。

↑観音様かお釈迦様か何だかよくわからない像があったり、全身真っ黒の仏様があったり、袈裟がストリング風だったり、もうちょっとありがたみのあるお姿にしてくれないかなぁ...

↑さてこれが極楽を再現したコーナー。寺門から入って左側が地獄、右側が極楽となっております。ただ仏像を並べただけじゃないかって?う〜ん、否定できない。それに、なぜか無造作にたき火の跡があったりして...一際サイズの大きいのがお釈迦様ですかね、やっぱり。悟りを開いた人の体は金色に輝いているというのがお約束です。だから東南アジアでは仏像に金箔を貼るんです。

 急に中国風のパゴダになってしまったり、4等身のお釈迦様が出現したり、作ってる人は真面目にやってるんでしょうかね。そのうえ、4等身ブッダの向こうには一際大きな寝仏が鋭意建設中です。まだまだ増殖を続けるコンクリ像でした。<うどん谷>

(オマケ)楽屋ウケネタ

ワット・ファイロンウアへ行くのはとても大変なんですよ。何しろ、バンコクからノンタブリ、パトゥムタニ、アユタヤ、ナコンパトムと4つの県を通り越さないと目的地のあるスパンブリ県に行けないんだから... ..実際には距離80Kmを2時間ぐらいで着きますけど。

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