マハチャイ駅@マハチャイ市場
食品関係の商売をやっている、かなり知識の偏った友人に聞いた話なのですが、タイのエビの相場はマハチャイ市場で決まるのだそうです。それがまた、ベトナム・インドネシアなど周辺諸国のエビの相場にもけっこう影響を及ぼしているとか。まあ、100%信用に足るような友人ではないので、「そういうこともあるのかも知れないな。」という程度に聞いておきましたけど。 さて、マハチャイってどこかって?う〜ん、地図を見てもあんまり出てこないんですよね、これが。普通はサムット・サコーンということにされてしまいますからね。サムット・サコーン県の県庁所在地がマハチャイという町にあるとでも言ったらいいのでしょうか。 でも、タイの鉄道に詳しい方なら、「マハチャイなら知ってるよ。ウォン・ウェン・ヤイからサムット・ソンクラムまでの鉄道の途中にある駅じゃないか。」ということになるかも知れませんね。もっと通の方なら、「あれはね、地図ではサムット・ソンクラムまで繋がっているように見えるけど、実はマハチャイ駅で線路は途切れていて、ターチン河を渡し船で向こう岸へ渡らないとサムット・ソンクラムまで行けないんだゾ。」ということまでご存じでしょう。この路線については、当サイトとリンクして頂いているRAILWAY FAN に詳しいルポが載ってますのでぜひご覧になって下さい。小生は何しろ多忙な身なので(ウソ)お車をすっ飛ばして行ってきました。列車追跡(鉄道ジャーナルみたい)ではRAILWAY FANのKOTOさんに負けてしまうのであきらめただけなんですけどね。
件の友人から「行ったこと無いだろ〜」「知らないだろ〜」などと言われた場合は、一応制覇しておいて、上下関係をはっきりさせておく、というのがしきたりなので、ただそれだけのことで早速小生行ってまいりやした。(東スポの風俗ルポみたいな文体だなぁ) 「市場の中に駅があるみたいだゾ。」って言われたんですが、ホント電車が(DCだけど)来る時だけ屋台をあわてて片づけるみたいなノリですよね。まあ、タイでは結構コレ当たり前なんですけどね。ウォン・ウェン・ヤイとマハチャイの間の所要時間は約1時間、1日17往復設定されてますんで、ほぼ1時間に1本、ということは上下考えるとほぼ30分ごとに屋台の緊急避難をしてるんですかねぇ。
この駅の駅舎はチャイナタウンにある古い雑居ビルみたいで、駅前広場もほんのちょっとしか無いし、駅舎まで市場に埋もれているみたいでした。サムロー(三輪タクシー)のオジサンは何だか勤労意欲ゼロみたいでしたね。
これがマハチャイ市場の外。何で中に入らないかって?海鮮系はほとんど早朝しかやってないそうなんですよ。かろうじてカニを売っているお店を見つけましたけど、もう安いの何のって。カニの爪だけ山ほど買ってしまいました。それ以外は食べるのメンドクサイですよね、アジアのカニは。オバサンに「エビは無いの?」って聞いたら、「今夜泊まって明け方に来なさい。」ですって。
これが対岸への渡し船の乗り場です。このあたりはターチン川がちょうど三叉路のようになっていて水がよどんで結構キタナイんですよねぇ、ホント。水さえ綺麗ならいい壁紙写真になりそうな所だったんだけどなぁ...残念。<テラワダ> |