ちょっぴりお上品なホアヒンビーチ

  タイ湾(シャム湾)を挟んでパタヤと反対側のホアヒン・ビーチ。この二つはよく比べられるのですが、海のキレイさでは断然ホアヒンの勝ちです。私はパタヤでは、ちょっと泳ぐ気がしません。また、お子ちゃま連れの場合、パタヤの夜の喧噪はちょっと...カンベンしてくれという感じですね。その点、王室の別荘などもあるホアヒンは、かろうじて静かなビーチリゾートという地位を守っている様な気がします。

 アルファベットではHUAHINと綴られるのでフアヒンと書かれる場合もあるのですが、タイ人の発音ではホアヒンと聞こえますね。ホアランポーンも同様で、大抵の場合フアランポーンと書かれていますが、なかなかカタカナで表現できない曖昧な発音です。

 

  海岸にはおきまりのビーチパラソルが並んでいて、お兄ちゃんやおばちゃんが「こちらへど〜ぞ。」と手を引っぱります。別に座るだけならタダなんでしょうが、「何飲みますか?」「何食べますか?」としつこく聞いてくるので何かしら頼まないといけないのかな?と言う気持ちにさせられます。トロピカルなカクテルなど勧められるとつい頼んでしまうという軟弱な私です。

 何件かのレストランというか調理場が競い合っているようで、それぞれに番号が付いているらしく「○○番のカニはおいしいよ〜!」などと営業に回ってきます。「もう、さっき別の店に頼んだから。」などと言っても「ウチの方がおいしいから試してみろ。」となかなか譲りません。

 それとは別に行商人の様な人たちも次々にやって来ます。カニ・エビ・イカなどのシーフードだけではなく、焼きトウモロコシとか、焼き鳥みたいなものとか、ネイルアートとか、はては足マッサージまで、何でもアリという感じです。ビーチチェアの置かれていない場所では、砂の上に敷くシートを持ったオジサンが「ここへ座れ。」と手招きします。そのシートそのものを売っているわけなのですが、なんだか縄張りが決まっているみたいです。

 ここのビーチは上の写真のように砂浜と岩場が共存しているような場所です。子供達は泳いだり、岩場の生き物を見つけたりして結構楽しそうです。パタヤと違ってあまりモータボートが見あたらないので遠浅なのでしょう。結構、潮の満ち引きで海岸線が移動するため、時々ビーチチェアとパラソルを移動したりしています。

 こういうところでボケーっとビーチチェアに座って、エビやカニをおつまみにビールなどを飲んで、沖を行き交う小舟や漁船を眺めているだけであっという間に2〜3時間たってしまいます。

 さて、海岸から1kmほど離れた場所にタイ国鉄南本線のホアヒン駅がありますが、田舎に似合わず結構立派な駅なので是非行ってみたら楽しいと思います。左の写真は王室専用のゲートです。金ピカに磨かれたレトロな鐘で昔は発車の合図をしていたのでしょうか。写真を撮っていたら、駅員さんが「他の駅では絶対こんなにキレイに磨いていない ゾ。」と自慢していました。一緒に行ったタイ人の友人は「他の駅には鐘なんか無いよ。」と笑ってましたが。

 南へ向かう長い長い列車が着くと、沢山の物売り達が群がってきました。<うどん谷>

 

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