チャチュンサオ駅の午後

 タイに関するホーム・ページを見ていると、タイ国鉄関係の情報も多いことに気づきます。JRも古くなった車両を譲渡しているようですので日本の鉄道ファンにとっても親しみがあるのでしょう。

 それらのサイトを見て行くと、西へカンチャナブリ(あるいはナムトック)、北へチェンマイ、南へマレー鉄道、といった旅行記が大半を占めています。つまり、列車に乗って東のアランヤプラテートの方へ行ったという話は意外に少ないようなのです。一日2往復しかない普通列車で片道6時間弱ですから、ちょっとキビしいのかも知れません。

 友人のトモフミ君はアランヤプラテート13:35→フアランポーン19:15の276普通列車に乗ったことがあるのですが、三等車のあまりの過酷さに終着直前のマッカサン駅19:00で挫折し、タクシーで帰宅してしまいました。ちょうど焼畑の時期だったので顔が灰や煤で真っ黒になっていたそうです。

 私は仕事でプラチンブリやカビンブリあたりの工業団地へ行くことがしばしばあるので、今回は帰りに途中のチャチュンサオ駅にちょっとだけ寄ってみました。

 この駅は英語表記ではチャチュンサオ・ジャンクションとなっていて、文字通りアランヤ・プラテート方面とパタヤ方面との分岐点です。もっともパタヤ方面の列車はフアランポーン06:55→バン・プルタルアン11:10、バン・プルタルアン14:15→フアランポーン18:35という1往復の普通列車が設定されているだけです。この区間はモーターウェイ経由の高速バスの方が速くて便利ですので、乗り通す人はあまりいないでしょう。

 フアランポーンからチャチュンサオまでは約65Km。同じ距離を北へ走るとアユタヤのちょっと手前のあたり。西の方へ行くとナコンパトムくらい。バンコク・ノーイ駅からだとスパンブリ方面との分岐点のノン・プラドックのあたりになります。

 フアランポーンから列車に乗ると北本線と分岐した後はほぼ一直線で、だいたい1時間45分くらいでチャチュンサオに着きます。このあたりへはパタヤ方面と違って高速道路が無く、バンコクからでは一般国道を随分迂回して走らなければならないため、車でも同じくらい時間がかかってしまいます。逆に、ここより先になると線路の方がずいぶんと大回りになっていて車の方が断然有利なのです。ちょうど車と列車の優位性の分岐点にもなっているというわけです。

    さて、能書きはこれくらいにして今回は鉄道ファンの方々のためにすべての写真を壁紙サイズでUPしておくことにしました。<うどん谷>

駅に着いたのは13時過ぎ。真ん中の女の子が可愛かったナァ。

構内風景

497普通列車
フアランポーン11:20チャチュンサオ13:45カビンブリ16:35

バンコク方からGE社製DLが入線してきました。

497レ定刻に出発 最後尾のハニが楽しいです。

390特急列車バンコク方から入線
チャチュンサオ14:00フアランポーン15:30

DLが東側へ移動。日本ではこんな位置からは撮れませんねぇ。

扉が開きました。

ホームが低く子供にはつらいんです。

390特急列車最後尾

タイ文字のサボが楽しいです。あたりまえか。

駅正面。日本なら○○駅!って書きますよねぇ。

282普通列車最後尾。必ず誰かが陣取っています。
カビンブリ12:25チャチュンサオ14:38フアランポーン16:10

バンコク方面行きは結構混雑しています。

279普通列車 フアランポーン13:05

チャチュンサオ14:40アランヤプラテート18:30

282普通列車最前部

定番の ビニール袋入りコーラを買う女の子
栗田ひろみに似てた。(古すぎて知らない?)

279普通列車随分遅れてます

タイ国鉄ホームページ: http://www.srt.or.th/httpEng/

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