プッタ・モントン公園

 バンコク中心部からピン・クラオ橋、ラーマ八世橋などでチャオプラヤ河を渡り、そのまま国道338号線西へ30kmほど走るとナコン・パトム県に入ります。そのナコン・パトム県がバンコクと接しているあたりにプッタ・モントンという地域があります。

  プッタというのはブッタ=仏陀のことです。「何だ、日本語と同じじゃないか。」などと言ってはタイ人に叱られます。順番としてはあちらの方が本家なのですから。モントンというのは街という意味です。ですからここはブッタの街ということになるんですね。 ここにはとても綺麗に整備されたプッタ・モントン公園というのがあります。

  

  このあたりは旅行で来られた方にはあまり馴染みのない場所かも知れませんが、ローズ・ガーデンで午後二時から始まるカルチャー・ショーを見終えてからこの公園にちょっと寄って帰る、というコースなどは私のお気に入りの接待コースなんですね。ちょうど夕方になりますので、あまり暑くなくてちょうどいいんです。

   

 公園へ入る前に、ちょうどその正面入り口あたりから真っ直ぐ延びている、タイで一番美しい道路と言われているものがありますのでご紹介しておきます。アクサ通りという何だか楽しげな名前が付いた道路です。プッタ・モントン公園に合わせて出来た道路で、ちょっと見ただけでは、どこまでが公園で、どこから道路なのか解らないほど綺麗に整備されています。街路灯はスパン・ナホンという、涅槃にいると されている想像上の鳥がかたどられています。タイ語で涅槃のことはニッパーンと言います。当たり前ですが、仏教用語には日本語もタイ語も極めて似た言葉が多くあります。

  

 公園の中は花・緑・水と三拍子揃った、と言いたくなるほど綺麗に整備された公園です。入り口のゲートで駐車券をもらうのですが、ここの係はアルバイトなどではなく、本職のお巡りさんがやっています。(駐車は無料なのですが、盗難防止のため、出る時に駐車券を返却しなければならない仕組みになってい るのです。)

   

  公園は約2.5Km四方ありますので、時間の無い方は車で回るしかないと思いますが、できれば歩いて回りたい場所ですね。木陰に腰掛けて語らうカップルや、芝生の上にシートを広げて食事をしている家族などを見ていると何だかうらやましくなります。ちょうど今は雨期に入る直前で火炎樹の赤が鮮やかですね。

  

   

  それから、プッタの名前の通り、お釈迦様の立像もあります。なんだか今回のレポートは小さな写真で公園の中を断片的にお見せしても、あまり面白くないですね。 ぜひ一度行って見て下さいね。写真は少しずつ壁紙のコーナーにUPしていきますのでお楽しみに。

<テラワダ>

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