ムアン・ボラーン 歴史のテーマパーク

 マイナートリップのコーナーでパタヤの「プラサート・サッチャタム」というものを取り上げました。お金持ちのオジサンが仏教彫刻を集めて、37年がかりでそれを納めるお寺のようなものを作っているという話です。

 実はこのお金持ちのオジサン、よほど古いものが好きらしく、もうひとつ施設を持っています。それが、このムアン・ボラーン(昔の町)です。広大な敷地に巡回用の道を巡らせ、所々に何とタイ各地の遺跡のレプリカを据えてあります。

 「オッ、これはスコータイの遺跡じゃないか。」っと分かった方はタイ旅行の上級者ですよね。バンコクから500Kmほど北にありますが、交通の便があまりよくなく、タイ在住者でもなかなか行く機会のない場所です。

 でも、これはレプリカなんですね。観光ガイドの代わりにこのムアン・ボラーンへ来れば、タイのたいがいの遺跡が分かってしまいます。やはり、クメール王国にまつわるものが多いようですね。

 

園内にはこのような道が張り巡らされていて、車で回ることも出来ます。でも、入り口のところで自転車を借りて廻るのがいいかも知れませんね。樹木や池などが豊富で気持ちがいいです。

 おみやげ屋さんもこのように古い民家風で、なかなか凝っていますね。レストランも水上市場を模して作られています。中では白人の団体さんが大はしゃぎでビールを飲んでいて、ちょっと興ざめでしたけど。

 左側の仏像と真ん中の寝仏は本物だそうで、男女1名ずつの説明員兼警備員?がへばりついて丁寧に説明してくれました。また、この仏像の安置されている家も、レプリカではなく、本物の旧家を移設したものなのだそうです。タイの伝統建築には鉄の釘は使われておらず、一回全部バラしてからまた組み上げたのだそうです。もちろん右端の寝仏はレプリカですが、きちんとお供え物がされていました。以下の写真、ガイドブックで調べてみたらけっこう暇つぶしと勉強になると思いますよ。<テラワダ>

 

メニューページに戻る

 

 

[PR]動画