バンプー・シーサイド・リゾート

 前回うどん谷さんの”チャオプラヤ河口を見に行く”というレポートをUPしましたが、このバンプーのあたりは意外とローカルな遊び場がいくつか集まっている場所です。クロコダイル・ファーム、ムアン・ボラーン(ここはいずれレポートしますので、何のことだか解らない方はお楽しみに)、そしてこのバンプー・シーサイド・リゾートです。

 スバラシイ名前ですねぇ。キレイな海と珊瑚礁、高級リゾートホテルなどを想像してしまいますよね。而してその実態は...海はかなり汚いし...オマケに泥海です...ショボ過ぎて言葉で言い尽くせません...

 歴史的にバンプーのあたりはバンコクへの海からの入り口ということで、軍の施設が多いのですが、このバンプー・シーサイド・リゾートも軍の所有する土地の中にあり、軍が経営してい るそうです。そのあたりがショボさの原因なのでしょうが、おかげで安いので、家族連れで散歩がてらにやって来たり、ボンビーな(ファミコン時代の桃鉄を思い出すなぁ)カップル達にとっては格好のデート・スポットになっているようですね。

 さてさてこのゲートが入り口です。スクムビット通りにBangpoo Seaside Resortという立派な看板が出ていますので、それを目印に海側に200mほど入ったところにあります。この先に、海に突き出した桟橋のような感じで500mくらいの遊歩道があります。(実際は車で来た人達の駐車場と化していますが。)ゲートをくぐってすぐのあたりは湿地帯になっていてカモメのような海鳥が沢山 集まって来ています。潮の干満の状況によって随分印象が違うらしく、私の運転手さんは「今日は水が沢山あるなぁ。」と言ってました。上の写真のように、干潟に植林をしておくと数年で干拓が出来てしまうのだそうです。20年くらい前までは、このあたりでは潮干狩りが出来たそうですよ。

  遊歩道をしばらく歩いて行くと湿地帯は完全な海になりますが、もうヒッチコックの”鳥”みたいな状態です。揚げパンのような鳥の餌が10バーツで売られていて、たくさんの人がそれを買っています。一番右の写真の黄色いTシャツの男の子は、餌をやっていたら鳥さんの集中攻撃を受けて逃げ出したところです。不思議なもので、餌を売っている屋台の上に無造作に並べられた餌にちょっかいを出そうという鳥さんは、私が見た限りいなかったのですが、10バーツを払って餌を買い、その紙袋を手に持ったとたんに沢山の鳥さんが集まってきます。ちゃんとわかっているんでしょうね、きっと。

 この500mほどの遊歩道の先にはレストランがあって、一応シーフード系をメインにしているようです。日本だったら、こんな作りのレストランならさぞかし高いのではないかと思えますが、ここはきわめて普通のローカルなレストランです。かえってもっと高級にした方が有名になって人も集まるのではないかという気がしないでもありません が、そこがいいところなのでしょうね。

 レストランを通り過ぎてそのまま進むと海の上の回廊のような形になっています。ここでも鳥を餌を売っているので沢山集まって来ています。ここには若いカップルが沢山いましたねぇ、うらやましい限りです。 私もあと20年若かったらなぁ...シンハー・ソーダ・ウォーターの中を貨物船が通るぅ〜♪♪(わかるかなぁ...)チャオプラヤ河の方角に沈む夕陽を二人で眺めて...そっ、その後、いったいど〜するんだ、エーッ! って、一人でコーフンしてもしょ〜がないですね。<テラワダ>

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