シーフードの道

 地球の歩き方「バンコク」の最初に付いている地図を見ると、バンコクの南の方にエビ養殖場と書いてあって沼みたいなものが沢山描かれていますね。「それ以外には何も無いの かな?」という印象を受けてしまうのですが、実はこのあたりには地元の人達の間では割とメジャーなシーフード・レストラン地帯があるのです。

 高速道路でラマ9世橋を渡ってそのまま行くとラマ2世通りに下ります。チャオプラヤ川の橋では一番下流で、一番大きな(吊り)橋ですからすぐわかります。そのまま道なりに走って、ビッグCという大型ディスカウント店を過ぎて500m位で小さな交差点があります。交差点を陸橋で越えてしまわないよう左の方を走らないといけません。左折するとバン・クン・ティアン通りという片側1車線の田舎道です。

 交差点から10分位で、左右に大きなレストランがいくつも見えてきます。どれも、沼の上に作られたテラスのような建物です。シーロムあたりからでも、高速に上がってしまえば1時間弱で着くでしょう。一番奥まで行って何件あるか数えてみたかったのですが、同行者の「ハラ減った。」の声で断念。

 友人のオススメに従って、今回はアオ・クラ・ベーンというレストランにしました。アオというのは湾という意味で、エイのことをプラ・クラ・ベーンというので、エイの湾ということでしょうか。しかし、何でエイなんでしょうね?普通シーフード・レストランの看板はエビかカニと相場が決まっているのですが。

さて、店に入るといきなり沢山の水槽が並んでいてびっくりさせられます。

エビさんの水槽。よく写ってませんけど。

 バイ貝のような巻き貝がびっしり。

日本で見るシャコの2倍くらいの大きさ。

こちらは入り口付近の水槽を通り過ぎたあたりです。店内は非常に広く、数年前までラチャダー通りのジャスコの隣にあったタムナック・タイを思い出しました。従業員がローラー・スケートでお仕事をしていたので有名でしたが、今はカルフールになってしまいましたね。

そのまま奥へ入るとこんな感じです。水の上だからでしょうか、風が非常に涼しくて気持ちよかったです。これならエアコンなしでもまったく大丈夫。

ご存じカニ・カレー。普通より辛めでおいしかったです。

カニ0.5Kg(2匹)で450バーツ。

(プー・パット・ポン・カリー)

海のエビの高級品.

0.5Kg(12匹)で500バーツ。

(クン・シェー・ブエイ)

手長エビのようなエビ。0.5Kg(7匹)で250バーツ.。

安いですが、頭が大きい割に身が小さいです。

(クン・ガーム・グラム)

特大シャコのニンニク炒め。エビよりパサパサしてます。

0.5Kg=780バーツ。

(ガン・ゲーオ)

味はバイ貝と同じですね。サイズは2倍くらいありますが。

一皿=175バーツ。

(ホイ・ワーン)

焼いた巻き貝。歯ごたえがあっておいしいです。

1Kgで350バーツ。

(ホイ・チャック・ティーン)

メニューの名前は私の耳にはそう聞こえたと言うことでご勘弁を。このカタカナを読んでも99.99%通じません。カニ・カレー以外は素材の名前で、焼く・煮る・蒸すなどはお好みです。写真のメニューだけで4,285バーツです。これ以外に、カニ・チャーハン、白菜とキノコの炒め物、エビのすり身をコロッケ状にしたもの、アスパラガス炒めなど入れて全部で4,640バーツでした。(料理のみ) 今回は4人で行ったのですが、食べ切れませんでした。バンコクでも安い店はあると思いますが、観光バスが乗り付けるような大型高級店に比べれば3〜4割安といった感じでしょうか。<宮之井>

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